ネズミの駆除に使われるワーファリンとはどんなものですか

ネズミの駆除に使われるワーファリン

床に置かれたネズミのぬいぐるみ

ワーファリンは脳や心臓の血管に血栓が出来やすい状態を改善したり、手術後に血栓が出来るのを防いだりする場合に処方される抗血栓薬です。

血液をさらさらにする薬といわれたりします。ワーファリンはビタミンKの働きを抑えて血液を固まらせる働きがあるため、ビタミンKが含まれる食事は控えなければいけません。

心筋梗塞、脳卒中などの治療で薬を処方されている場合、納豆を食べられないという話を聞いたことはありませんか。これは、納豆にビタミンKが含まれているからです。

そしてこのワーファリンは殺鼠薬というネズミを駆除する際にも使われる薬剤です。ネズミを駆除する場合、薬事法の規制があり、強力なものは作れませんが、ワーファリンは人畜に対する毒性が低い殺鼠薬です。

仮に幼児などが誤飲しても、病気の治療で服用する場合とは逆に、ビタミンKが解毒剤として使用されます。ワーファリンが殺鼠薬として使用される場合、ワーファリンの含まれた殺鼠薬を食べたネズミは眼底といわれる目の奥の視神経がある網膜の部分から出血を起こします。

内出血を起こしたネズミはそのまま死んだり、目が見えなくなって、光を求めて明るいところに出てきたりします。そこを駆除するといった方法で使用されるのです。

しかし近年、スーパーラットと呼ばれるネズミが急増しているという報告があります。スーパーラットの大半はクマネズミと呼ばれる種類で、毒への耐性を持ったネズミです。

用心深い性格でなかなか毒えさを食べないうえに、食べても効かないという厄介なネズミなのです。ワーファリンが効かないスーパーラットを駆除するには駆除業者を中心に、リン化亜鉛呼ばれる成分の殺鼠剤が使われ始めています。

リン化亜鉛はスーパーラットに対しても高い効果を発揮しており、インターネット通販などでも購入が可能です。しかしながら比較的安全なワーファリンと異なり、劇薬指定されている毒性の強い薬剤のため、子どもやペットのいる家庭で使用する場合は注意が必要です。

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